Case 31

Case 31

Upper All-on-4 ザイゴマインプラント
Lower All-on-4
Age 50代
Gender 男性
Chronic Illness 肝臓病

 

症例詳細の紹介


 

背景

『他院でインプラントをしていたが、重度のインプラント歯周炎になった。』とオールオン4相談をされに来院。右上の4本は、重度のインプラント歯周炎によって歯槽骨が吸収され、インプラントが脱落した。また、残りの左下もインプラント歯周炎になっていた。ネットでインプラントについて検索すると、大多和院長のブログを見つけました。ブログを読みすすめると、自分と同じように印譜譚と治療を他院で失敗された方の症例があり、オールオン4に関心を持ちました。院長と相談した結果、上顎骨が少ないため2本のザイゴマインプラントにて施術をし、上下顎のオールオン4の提案を受けた。この状況が改善されるならと、その提案を受けることにした。

 

インプラント詳細

上顎は、残存歯の動揺が強いため、抜歯は短時間で終えた。抜歯後に、上顎骨の形状を整え、12, 22の位置にそれぞれインプラントを0度垂直埋入。15, 25の位置にそれぞれザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。15, 12, 22, 25の全てのポジションでかなり良好な初期固定を獲得した。それぞれのアクセスホールも良好な位置に設定することができた。

下顎は残存歯を抜歯後に形状を整え、45, 42, 32, 35の位置にそれぞれオールオン4インプラントを埋入。前方は0度垂直埋入、後方2本は17度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。

 

上部構造詳細 

上顎はHTジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはA2。歯型はHD。


著者紹介

大多和 徳人

おおたわ歯科医院

オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
  • All-on-4 ザイゴマクリニック開設

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事

専門

  • All-on-4 ザイゴマインプラント専門医
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

深刻ではない

非常に深刻

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