Case 23

Case 23

Upper Extra Maxillo Zygomatic All-on-4 ™
Lower -
Age 30代
Gender 男性
Chronic Illness -

 

症例詳細の紹介


 

背景

福岡県から来院。「入れ歯をやめたい。まだ若いので綺麗な歯並びにしてほしい。」を主訴に当院初診。これまでスポーツや筋トレが好きで、かなり噛みしめを強くしていた。そのせいか、歯科医院で奥歯を抜歯された。ブリッジを提案されたが、歯を削りたくなかったため入れ歯を選択した。最初は入れ歯自体は悪いとは思わなかったが、周囲の反応や印象が良くなかった。自分も寝る前に入れ歯を外すとなんだか力が抜ける気がした。ある日を境に入れ歯を支えている歯が揺れ始め、また抜歯が必要と言われた時に、「もうインプラントしかない。」と感じ、他歯科医院を受診したが、『あなたはインプラントを支える骨が薄い』と言われ、おおたわ歯科医院を紹介された。診察の結果、噛みしめが非常に強く、下顎前歯の突き上げにより、上の前歯がぐらぐらになっていた。そして、ノーマルインプラントを行う場合、かなりの本数が必要になることもありオールオン4ザイゴマインプラントでの治療方針となった。

 

インプラント詳細

上顎は、残存歯の動揺が強いため、抜歯は短時間で終えた。抜歯後に、上顎骨の形状を整え、12, 22の位置にそれぞれオザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。15, 25の位置にそれぞれザイゴマインプラントを60度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。15, 12, 22, 25の全てのポジションでかなり良好な初期固定を獲得した。それぞれのアクセスホールも良好な位置に設定することができた。

 

上部構造詳細 

上顎はHTMLジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはA1。歯型はhd。


著者紹介

大多和 徳人

おおたわ歯科医院

オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
  • All-on-4 ザイゴマクリニック開設

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事

専門

  • All-on-4 ザイゴマインプラント専門医
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

深刻ではない

非常に深刻

(このメッセージは本サイトに公開されません)

(筆者の返信を求める方は必ずご記入ください)

※詳しいご相談はこちらのフォームから承っております。


CASES ー他の症例ー