Case 38

Case 38

Upper Extra Maxillo Zygomatic All-on-4 ™
Lower -
Age 50代
Gender 男性
Chronic Illness

 

症例詳細の紹介


 

背景

患者談。福岡市内より来院。上の歯がボロボロになり、他院で抜歯をし新しく入れ歯を作ったが入れ歯を装着すると吐き気がし気持ち悪い状態が続いていました。数ヶ月は我慢をし、入れ歯を使い続けましたが、次第に頭痛もするようになり入れ歯ではない違う治療を希望するようになりました。ネットで検索したところ、おおたわ歯科医院のオールオン4を見つけました。早速、おおたわ歯科医院を受診し、院長に入れ歯の煩わしさを相談後、オールオン4だったらしっかりとした仮歯や本歯が上顎に入ると、入れ歯の時に起こりやすい脱離やかたつきを気にする必要がなくなると考え、治療を決断しました。

この患者さんは、上顎だけの施術を希望されました。上顎だけの施術の場合、下顎の歯にある程度の強度が求められます。咬合平面(噛み合わせの平面)の歪みもありましたが、今回はどうにか上顎だけの治療としました。今後、経過をみながら、下顎の治療も検討されるケースです。

 

インプラント詳細

上顎骨の形状を整え、15,12,25の位置にザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。22の位置にザイゴマインプラントを45度傾斜埋入。マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。15, 12, 22, 25の全てのポジションでかなり良好な初期固定を獲得した。それぞれのアクセスホールもアーチ内に収まる良好な位置に設定することができた。

 

上部構造詳細 

上顎はHTジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはA2。歯型 pritiQ。


著者紹介

大多和 徳人

おおたわ歯科医院

オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
  • All-on-4 ザイゴマクリニック開設

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事

専門

  • All-on-4 ザイゴマインプラント専門医
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

深刻ではない

非常に深刻

(このメッセージは本サイトに公開されません)

(筆者の返信を求める方は必ずご記入ください)

※詳しいご相談はこちらのフォームから承っております。


CASES ー他の症例ー