Case 32

Case 32

Upper Extra Maxillo Zygomatic All-on-4 ™
Lower All-on-4
Age 60代
Gender 男性
Chronic Illness 狭心症

 

症例詳細の紹介


 

背景

上顎の総入れ歯と下顎の部分入れ歯の不適合を主訴として沖縄県から来院。地元の歯医者では『入れ歯の治療しかできない』と言われ、半ば諦めていた。そんな中、知人にオールオン4なら骨が無くてもインプラント治療ができるという話を聞いた。オールオン4についてネットで調べると、おおたわ歯科医院のブログを見つけた。上顎は長年総義歯を使っていた為、骨が少なくインプラント治療はできないと思っていたが、ブログの中で骨が無くてもザイゴマインプラントという治療法なら施術可能と書いていたので、メールで無料相談した。院長とメールで相談でき、かつ親切に対応していただいたお陰で手術に対する不安が無くなり、リラックスした状態で初診に挑めた。初診時では、オールオン4の治療計画や費用などを相談ししっかり納得した上で治療を進めることができた。

 

インプラント詳細

上顎骨の形状を整え、12, 22の位置にザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。15の位置にザイゴマインプラントを60度傾斜埋入。25の位置にザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。15, 12, 22, 25の全てのポジションでかなり良好な初期固定を獲得した。それぞれのアクセスホールもアーチ内に収まる良好な位置に設定することができた。

下顎は残存歯を抜歯後に形状を整え、45, 42, 32, 35の位置にそれぞれオールオン4インプラントを埋入。前方は0度垂直埋入、後方2本は17度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。

上部構造詳細 

上顎はHTジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはM2。歯型はHD。


著者紹介

大多和 徳人

おおたわ歯科医院

オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
  • All-on-4 ザイゴマクリニック開設

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事

専門

  • All-on-4 ザイゴマインプラント専門医
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

深刻ではない

非常に深刻

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