Case 33

症例詳細の紹介

背景

過去、歯周病がひどく他院にてロングスパンブリッジにて固定をしていた。歯の審美面は問題無かったが体調が優れず、膿が出てきて自分の口から口臭がしてきた。かかりつけ医に相談してみると、上顎の骨に厚みが全くない為インプラント治療は難しいと言われた。ブリッジの他にも歯が動いたり歯ぐきからの出血があったので全体的に治療してもらえる歯医者をネットで検索すると、オールオン４の治療をしているおおたわ歯科医院を見つけた。まず、院長よりオールオン４の治療内容を詳しくお尋ねした。患者さんは上顎の骨が少なかったので、ザイゴマインプラントを４本埋入することにした。骨が少なくてもインプラント治療が出来ることと上顎をまとめて治療でき綺麗な歯が入ったのでとても満足している。

インプラント詳細

上顎骨の形状を整え、12, 22の位置にザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。15.25の位置にザイゴマインプラントを45度傾斜埋入。マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション（審美的な仮歯）を装着した。15, 12, 22, 25の全てのポジションでかなり良好な初期固定を獲得した。それぞれのアクセスホールもアーチ内に収まる良好な位置に設定することができた。

上部構造詳細 

上顎はHTジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはA1。