Case 37

Case 37

Upper All-on-4 ザイゴマインプラント
Lower All-on-4
Age 50代
Gender 男性
Chronic Illness 動脈解離

 

症例詳細の紹介


 

背景

患者談。熊本県より来院。右で噛むと痛くなり、固いのが食べれない状況が続いていました。今までは保険内治療をしていたが、保険内治療には限界があると感じ自費治療を希望するようになりました。自費治療をネットで調べると、インプラントや自費の入れ歯等たくさん出てきましたが、費用を安く抑えながら歯を全体的に治療したかったので『オールオン4』を初めて知った時は、自分が一番したい歯科治療だと思いました。早速、おおたわ歯科医院の大多和院長と電話相談すると口腔内の相談からオールオン4の治療計画など一つ一つ丁寧に教えていただき、直接歯科医院に行き術前検査をすることになりました。

この患者様は、術前検査で詳しく口腔内を診断した結果、上顎は骨が少なかったためザイゴマインプラントを2本使用することになりました。また、下顎は前歯部に骨が全くなく、臼歯部に斜めに傾斜することでオールオン4を完成させました。

 

インプラント詳細

上顎は、残存歯を抜歯後に上顎骨の形状を整え、12,22の位置にザイゴマインプラントを0度傾斜埋入。15 の位置にザイゴマインプラントを45度傾斜埋入、25 の位置にザイゴマインプラントを52度傾斜埋入。下顎は残存歯を抜歯後に形状を整え、45, 43, 33, 35の位置にそれぞれオールオン4インプラントを埋入。 45, 43の位置に、30度垂直埋入、35, 33の位置に17度傾斜埋入。その後、マルチユニットアバットメントで角度補正を行い、プロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)を装着した。

 

上部構造詳細 

上顎はHTジルコニアで構成された、フルジルコニアブリッジでファイナルレストレーションとした。焼成されたジルコニアはステインテクニックで着色した。シェードカラーはA1。歯型anatoly unique。


著者紹介

大多和 徳人

おおたわ歯科医院

オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
  • All-on-4 ザイゴマクリニック開設

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事

専門

  • All-on-4 ザイゴマインプラント専門医
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

深刻ではない

非常に深刻

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