静脈内鎮静法 とは? オールオン4 の麻酔について。

静脈内鎮静法 とは? オールオン4 の麻酔について。

監修:オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士 大多和 徳人

皆様は、「 静脈内鎮静法 」という言葉を耳にされた事はありますか?
静脈内鎮静法って何?って大半の方は思われると思います。当院で行う オールオン4 の術前の説明の際に「胃カメラをする時にしたことがあります」という声をいただくこともあれば、「全身麻酔なら受けた事がありますけど…」という方もいらっしゃいます。

静脈内鎮静法は、大きな手術で行う全身麻酔とは少し異なります。また、胃カメラの際の静脈麻酔とも似て非なるものです。静脈内鎮静法の大きな特徴としては、意識があるのにリラックスした状態となることです。「怖い」や「不安」などはなくなり、「熟睡した状態」となります。

当院ではオールオン4の施術の際に、静脈内鎮静法を行っています。この記事では手術を受けられる患者さんにこの麻酔法のポイントについて知っていただけたらと思います。

手術が円滑で安全になる

オールオン4 短時間に
図1:静脈内鎮静法は手術を管理しやすい

静脈内鎮静法では意識はありますが、とてもリラックスした心地よい状態となります。すると、「恐怖」や「不安」という感情を感じにくくなります。

通常、歯科治療は治療対象部位に局所麻酔を行います。1本の歯の神経の処置や数本の歯の抜歯程度では局所麻酔で十分奏功します。しかしながら、歯科治療を受ける際の「不安」や「恐怖」の感情についてはそのままになります。大規模な治療になるほど、患者さんによっては、過剰に意識してしまうこともあるかもしれません。すると、手術の進行に影響を及ぼすこともあります。

静脈内鎮静法でリラックスした状態となることで手術は円滑に進むようになります。特に当院のオールオン4 はとても精密な動作で正確な位置にインプラントを入れる事が必要な手術である為、患者さんの体動をコントロールしながら、必要に応じて声かけをできる状態となる静脈内鎮静法は手術の進行のためにとても有用な麻酔となります。

眠ったまま噛み合わせの確認

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図2:歯列の開閉が噛み合わせを作る

歯科治療と静脈内鎮静法による麻酔の相性はとても良いです。それは歯科治療が咬み合わせを作る処置であるという理由からです。

「開けてくださーい。噛んでくださーい。」

歯科でよく耳にするフレーズですよね。歯科では患者さんの「歯列の開け閉め」なしでは、その方の咬み合わせを作り出す事が出来ません。歯列の開け閉めなしの歯科治療というものは殆どありません。ですので、歯列の開け閉め=意識がある事が大前提になります。特に オールオン4 の施術では、帰宅されるその日=手術当日からお食事できる状態にする必要があります。静脈内鎮静法の意識があるのに熟睡している状態はオールオン4の手術ととても相性が良いのです。

眠ったままで鼻呼吸が重要

静脈内鎮静法 鼻呼吸
図3:鼻呼吸は歯科治療をしながらでもできる

ご自身の呼吸が要となる静脈内鎮静法は、意識下でしっかりした呼吸をして頂く必要があります。そこで当院では、術前に酸素の取り込みに優れた鼻呼吸のトレーニングを行います(普段、口呼吸をされている方は特に)。手術ではどうしても血液や水分が喉に流れ込んでくる為、呼吸器と消化器が同一のお口では、口呼吸が難しくなります。そこで静脈内鎮静下で意識せずとも鼻呼吸をする事が重要になってきます。体の酸素や血流の循環がよいほど手術はより円滑に進みます。術中、指示に従って頂き、鼻呼吸して頂く為には意識がある状態である事が必要になってきます。

日帰り治療である事が大事

日帰り 帰宅
図4:術後はその日に帰宅可能となります

全身麻酔にも日帰り全身麻酔というものがありますが、基本的に全身麻酔の手術は入院する事を前提としています。全身麻酔の場合、麻酔の影響による眠気や倦怠感が長時間でるためです。

静脈内鎮静法は覚醒後に少し眠気がでる方もいますが、1時間ほどの休憩で、すっきり目覚めます。患者さんの中には「あ〜よく寝た〜っ」という方も多くいらっしゃいます。その日のうちにしっかりした足取りで帰宅することが可能となります。日帰りで安心してお帰り頂く為に、静脈内鎮静法はとても有用な麻酔なのです。

麻酔薬によるリラックス効果

鎮静効果 リラックス
図5:横たわると自然と落ち着きます

静脈内鎮静法にはリラックス効果があります。その為、手術前に不安の強かった方でも「手術中は全く恐くなかった」と手術後に殆どの方がお話になります。部分麻酔だけでは、これは実現不可能です。

また、「恐怖心」が及ぼす身体への負荷は強く、有害反射や激しい血圧の変動を起こす事は少なくありません。静脈内鎮静法ではこういった事象も落ち着き、安定した状態で手術が可能となります。局所麻酔下では、痛みは制御できても手術自体のストレスがどうしてお体にかかってくる為、静脈内鎮静法にてリラックスして頂く事で手術が円滑に進み、かつ、術後の肉体的・精神的な負荷は少なるなるのです。

歯科が恐くて歯がボロボロでも

静脈内鎮静法 オールオン4
図6:安心したまま治療は終わります

「歯がボロボロ、前歯ぐらぐらで歯科治療が苦手…」
当院に来られる患者さんで、このようなお悩みの方は少なくないです。

苦手な歯科治療でも大丈夫です。オールオン4 なら1日であなたの上下の歯を全てきれいな歯にすることが可能です。

静脈内鎮静法で「不安」や「恐怖」もなく、クラシックミュージックを聴きながらぐっすり眠って、目が覚めるとあなたの口元は白くて綺麗な歯になっています。当院では麻酔専門のドクターが在籍していますので患者様の手術を緻密に管理しています。術後のアンケートでは「よく眠れて歯もきれいで大満足です。」との声を多くいただいています。
気になられた方は是非、一度当院へご相談下さい。何かお役に立てたら幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。今回は「静脈内鎮静法 とは? オールオン4 の麻酔について。」をテーマに記事を書きました。歯の深刻な悩みをお持ちの方に向けて記事を書いていますが、疑問は解決しましたでしょうか? 皆様のインプラントに関する不安を少しでも軽減できる情報を提供できればと考えています。

本ブログは「双方向」であることをモットーとしています。本ブログ読者からのインプラント、All-on-4、ザイゴマインプラントに関するフィードバックやご質問に、できる限り筆者が記事を書いたり、個別返答でお悩みにお答えすることができます。
※本ブログはインプラント・ザイゴマインプラント専門のブログとなりますのでご了承ください。

著者紹介

大多和 徳人

オールオン4 ザイゴマクリニック

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
  • All-on-4 ザイゴマクリニック開設

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事

専門

  • All-on-4 ザイゴマインプラント専門医
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

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