All-on-4 ( オールオンフォー )の メリット と 特異点

All-on-4 ( オールオンフォー )の メリット と 特異点

監修:おおたわ歯科医院マキシロフェイシャルインプラントセンター

院長 歯学博士 大多和 徳人

All-on-4 ( オールオンフォー )は簡単にいうと、4本のインプラントだけで上顎もしくは下顎の全部の歯を支える治療のことです。このオールオン4には優れた メリット が数多くあります。他の治療と比べて 特異点 もあります。

今回は、オールオン4という治療が、ノーマルインプラントで片顎すべてを治療した場合と比べて、優れている点をメリットという形で、大きく異なる点を特異点という形で示していきたいと思います。

メリット1:最小限の侵襲

All-on-4 最小限の侵襲
図1:下顎 All-on-4 4本のインプラント

図1に示すように、オールオンフォーは片顎に4本だけインプラントを埋め込みます。前方の2本は垂直埋入。後方の2本(右端と左端)は傾斜埋入します。この4本で、12本分の歯と歯肉を支えます。

たった4本のインプラントで片顎全体を支えることができます。これは4本のインプラントとマルチユニットアバットメント(※角度変更パーツ)、12本分の上部構造を一塊にすることで可能としています。

4本のインプラントだけで片顎全体を支えるのならば、最小限の侵襲といっても過言ではありません。

メリット2:1日で固定式の歯に

オールオンフォー 1日で歯が入る
図2:オールオンフォーは美しい仮歯が手術当日に入る

オールオンフォーは上顎もしくは下顎の片顎を全て治療します。歯がグラグラの人でも歯がぼろぼろの人でも、インプラントを4本埋め込んで、手術当日に固定式の仮歯を装着します。「1日」で歯が入るのです。

これは奇跡でも偶然でもありません。1日で歯を入れるために、あらかじめ手術当日に装着する仮歯(プロビジョナルレストレーション)を準備しておくのです。手術当日は、4本のインプラントに合わせて、プロビジョナルをいい位置に配置するだけなのです。

歯の悩みでお困りの方でも、「1日」で歯が入り、お食事まで取れるようになるのです。1日で、というより、約2時間で、「悩み」が「喜び」に変わるのです。(片額のみの場合)

メリット3:総費用を抑えられる

オールオン4 総費用を抑えられる
図3:オールオン4ならパーツが少ないのでコストダウン

All-on-4はインプラントを4本しか使用しません。したがって、図3-①のインプラントフィクスチャーは4本となります。そして、図3-②の角度補正をするマルチユニットアバットメントも4つとなります。ここまでが土台となります。

プロビジョナルレストレーション(仮歯)の場合、図3-③はテンポラリーシリンダーと呼ばれる暫間義歯用支台となりますが、これも4つとなります。このテンポラリーシリンダーと仮歯は一塊の構造物として、図3-②のマルチユニットアバットメントに図3-④の4つの小ネジで締結されます。

したがって、ノーマルインプラントよりもパーツが半分くらいになるため、総費用を抑えることが可能となります。

特異点1:専門性が高い治療

オールオン4 専門施設は少ない
図4:オールオン4の専門施設は少ないです

オールオン4は画期的な治療法です。しかし、専門性が非常に高い治療です。オールオン4を追求するとザイゴマインプラント(頰骨インプラント)が必要になってきます。さらに追求すると、ザイゴマインプラントだけで完成されるオールオンフォーである「Extra Maxillo Zygomatic All-on-4 TM」が必要な患者さんもいらっしゃいます。

福岡 で「Extra Maxillo Zygomatic All-on-4 TM」の施術が受けられるのは、おおたわ歯科医院マキシロフェイシャルインプラントセンターとなります。日本全国でみても、数件というのが実際です。

特異点2:仮歯の期間がある

オールオンフォー咬合面
図5:オールオン4は仮歯をはさんで本歯に

All-on-4 は仮歯を3ヶ月〜半年装着します。この時、見た目や機能が術前から劇的に変化します。本歯にむけてのトレーニングの時期ともいえます。仮歯でオールオンフォーの上部構造に慣れていかなくてはなりません。術後2〜3週間くらいで違和感がなくなる方が多いです。

All-on-4 のインプラントが骨に生着し、歯肉の治癒過程が整うまで仮歯を使用します。仮歯は樹脂で出来ているため、欠けたり割れたりすることがあるので補強が必要な場合もあります。本歯になれば、強度が上がるため、欠けたり割れたりすることはほとんどなくなります。

最後までお読みいただきありがとうございました。今回は「All-on-4 ( オールオンフォー )の メリット と 特異点」をテーマに記事を書きました。歯の深刻な悩みをお持ちの方に向けて記事を書いていますが、疑問は解決しましたでしょうか? 皆様のインプラントに関する不安を少しでも軽減できる情報を提供できればと考えています。

本ブログは「双方向」であることをモットーとしています。本ブログ読者からのインプラント、All-on-4、ザイゴマインプラントに関するフィードバックやご質問に、できる限り筆者が記事を書いたり、個別返答でお悩みにお答えすることができます。
※本ブログはインプラント・ザイゴマインプラント専門のブログとなりますのでご了承ください。

著者紹介

大多和 徳人

おおたわ歯科医院

マキシロフェイシャルインプラントセンター

院長 歯学博士
専門分野

重度歯周病 / ザイゴマインプラント

学歴・職歴

  • 九州大学歯学部歯学科卒業
  • 九州大学大学院顔面口腔外科卒
  • 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
  • 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務

所属学会

  • 日本口腔外科学会所属 認定医
  • 顎顔面インプラント学会所属
  • ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
  • All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
  • Study Group of the Edentulous Solutions 理事

専門

  • All-on-4 ザイゴマインプラント専門医
  • 九州大学総長賞受賞
    (テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生)
  • 博士号取得
    (テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生)
  • 国際特許取得
    (主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)

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