入れ歯 が 痛い 合わない ので インプラント に 変えたい | 費用 | 治療期間
タグ:入れ歯からインプラント, 入れ歯が合わない, 入れ歯が痛い, 種類, 費用
現在、 入れ歯 を使用しているけれど 痛い 合わない 。そんなお悩みの方、いらっしゃると思います。 入れ歯 を インプラント に 変えたい けど具体的な 費用 や 治療期間 などわからないことが多いですよね。
この記事では、入れ歯 が 痛い 合わない のタイプ毎にインプラントの施術法の一例を紹介します。自身の入れ歯の環境に近いものがあれば、 費用 や 治療期間 も含めて参考にしてみてください。尚、このページで紹介している治療費は全て税抜きです。
インプラント治療の術式はどう違うのでしょうか?
インプラントの術式の違い| 即時埋入 | 待機埋入 | 即時荷重 | 待機荷重 より引用
歯科治療の条件と歯科処置の選択について
歯科治療を行う場合、もし患者さんが100人いたら、異なる条件が100通りあることになります。歯槽骨に十分なボリュームがある患者さんもいれば、骨が足りない方まで様々です。これは体質や遺伝、食生活や睡眠の質など因子は様々です。
また歯科処置も同様に、もし歯科医師が100人いたら、100通りの選択を行います。そして、自由診療の場合、治療費も歯科医院や地域により異なります。ですので、この記事で紹介するのはあくまで一例にすぎないという目で読んでいただけると幸いです。
1本分の インプラント 治療の 相場
費用 | 治療期間 など
待機法 | ノーマルインプラント |
総費用 | 冠代込みで約26万円〜 |
治療期間 | 約2~6か月 |
当院の場合、インプラント 治療は「インプラント体 (約15万円)」+「アバットメント(約3万円)」+「上部構造(約8万円~)」で構成されているため、一般的に1本あたり約26万円~の費用がかかります。ジルコニア冠にして、総額約31万円〜くらいです。
下顎奥歯2本分の部分 入れ歯 を インプラント に 変えたい が骨は十分にある場合
ノーマルインプラント ( 遅延荷重 )
例えば下顎の奥歯2本くらいの入れ歯の場合、どのようなインプラント治療が選ばれるのでしょうか?
下顎の奥歯で骨がある場合は骨造成治療をせずに、通常のインプラント治療を2本施術します。インプラントを埋入後にインプラントと顎骨の化学的結合(オッセオインテグレーション)の完成を2ヶ月〜4ヶ月ほど待ちます。
下顎奥歯の2本程度の欠損であれば、手術後からは入れ歯を装着しないでインプラントと骨の結合を待つのが望ましいです。下顎奥歯2本程度の喪失であれば機能性の低下はあるものの食事ができないわけではないと思います。入れ歯を装着することで圧がかかり、インプラントプラットフォーム周囲の骨が吸収するリスクがあるためです。半年後にはインプラント体に最終上部構造が装着されて完成となります。
費用 | 治療期間 など
- 下顎奥歯2本分の部分入れ歯をインプラントに変えた場合の一例
待機法 | ノーマルインプラント |
総費用 | 2本分( 冠代 込み) 約52万円~ |
治療期間 | 約2~4か月 |
このケースでは、インプラント治療に際し十分な骨がある場合を想定して設定しています。下顎の奥歯であれば下歯槽神経の位置次第で骨造成治療が必要となったり、インプラント治療自体ができない場合もあります。インプラント体の長さが10mmなので、下顎骨がやせて、下歯槽神経が相対的に上方に位置していると、顎骨の高さが不足することになるのです。
上顎前歯3本分の部分 入れ歯 をインプラント に 変えたい 場合
アクティブインプラント ( 即時荷重 )
上顎の前歯の治療の場合は一番見える位置になるため不安になりますよね。前歯にインプラント埋入した後に、インプラントの完成を待つまで入れ歯を使用すると、骨の目減りが起きます。可能であればそれは避けたいです。
当院では、通常、上顎の前歯のインプラントはアクティブインプラント(即時荷重)を用います。
つまり、手術当日からきれいな仮歯が入るのです!これまで入れ歯があった部位にインプラントを埋入し、手術当日に仮歯を装着して使用( 即時荷重 )する方法です。
アクティブインプラントは、インプラントを埋入時に35 N・m (ニュートン)以上のトルクで締結されなければなりません。6ヶ月後にはインプラント体に最終上部構造が装着されて完成です。
前歯部であるが故、歯が見える部位であるためにプロビジョナルレストレーション(審美仮歯)の完成を先行する場合や、顎の関節のために「咬合」の完成を先行する場合に用います。
費用 | 治療期間 など
- 上顎前歯3本分の部分入れ歯をインプラントに変えた場合の一例
即時法 | アクティブインプラント |
総治療費 | 3本分(被せ込み)約70万円~ |
治療期間 | 約0DAY~6ヶ月 |
リスク | ・感染・出血、腫脹、疼痛、発熱、口角炎などの症状・一過性の口唇の知覚異常・下顎臼歯部にインプラント埋入時、下口唇や舌の知覚麻痺、味覚異常・上顎インプラント埋入時、鼻出血やそれに伴う炎症、痛み・歯周病菌に感染・歯肉退縮により周囲の歯が知覚過敏・喫煙している場合、手術がうまくいかない・高血圧の場合、手術時の不安や緊張により血圧が危険なレベルにまで上昇する恐れ・インプラント周囲炎 |
このケースでは、3本分の前歯に対しインプラント体2本のインプラントブリッジで設定しています。手術当日から仮歯が装着され「見た目」と「噛み合わせ」の両方が回復します。実際は前歯部になるとジルコニアを選択された方が多いので、約80万円くらいでしょうか。
上顎奥歯3本分の部分 入れ歯 をインプラント に 変えたい が骨の厚みは薄い場合
ノーマルインプラント + サイナスリフト
上顎の奥歯のインプラントは骨が薄いことが多々あります。副鼻腔の一つ、上顎洞が上顎骨の内部にあり、上顎骨の厚みが不足していることもあります。
そのような時は、図7にあるサイナスリフト(上顎洞底挙上術)による骨造成がよく用いられます。薄いシュナイダー膜(上顎洞を覆う膜)を繊細に扱い、サイナスリフターという器具を用いシルクタッチで破かないように上方に挙上します。
挙上された上顎洞底に人工骨を填入し、ノーマルインプラント(待機荷重)を一緒に埋入して、骨造成治療とインプラント治療を同時に行います。こうすることで治療期間は短くなります。これでも半年ほどの待機時間は必要です。人工骨の固まる期間とインプラントと骨の化学的結合を同時に行うことで時間短縮は可能です。
費用 | 治療期間 など
- 上顎奥歯3本分の部分 入れ歯 を インプラント に変えたい 場合の一例
待機法 | ノーマルインプラント + サイナスリフト |
総治療費 | 3本分冠代込みで約90万円~ |
治療期間 | 約5~7か月 |
このケースでは、サイナスリフトによる骨造成治療を行い、同時に3本分の奥歯に対しインプラント体2本のインプラントブリッジで設定しています。骨とインプラントの化学的結合を待つので治療期間は長め(半年~1年)になります。インプラントを3本にして、ジルコニア冠にすると、約100万円ほどかかります。それ以上に期間が半年以上かかります。
総 入れ歯 が 痛い 合わない ので インプラント に変えたい
All-on-4 / オールオンフォー (即時荷重)
無歯顎(歯がない)の患者さんは、All-on-4 ( オールオンフォー )で施術されます。左右とも中心から数えて前から2番目の歯と5番目の歯に該当するポジションにインプラントを埋入します。
All-on-4 ( オールオンフォー ) もアクティブインプラントの一種で 即時加重 されます。 アクティブインプラント は、インプラントを埋入時に35 N・m (ニュートン)以上のトルクで締結されなければなりません。
そのために、All-on-4 ( オールオンフォー ) では骨の硬い部位に施術されます。前方2本は0度垂直埋入され、後方2本は30度傾斜埋入されることが一般的です。
手術当日から仮歯で噛めるようになります。その後、三ヶ月〜半年後を目途に最終上部構造に変更していきます。ほとんどの患者さんが3ヶ月ほどで本歯に切り替えていきます。
費用 | 治療期間 など
即時法 | All-on-4 ( オールオンフォー ) |
総治療費 | 12本分プロビ代込みで約189万円 |
治療期間 | 1日 |
このケースでは、 All-on-4 システムを用いてインプラント体4本を使用し、歯と歯肉で構成された 12本分のインプラントブリッジで設定しています。手術当日から仮歯が装着され「見た目」と「噛み合わせ」の両方が回復します。
全部の歯(12本分)と考えると、コストはかなり安くなります。しかしながら、ザイゴマインプラントでしか治療できない場合もあり、追加の費用がかかることもあります。それ以上に、1日で歯が入るというのはかなりの魅力だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は「入れ歯 が 痛い 合わない ので インプラント に 変えたい | 費用 | 治療期間」をテーマに記事を書きました。歯の深刻な悩みをお持ちの方に向けて記事を書いていますが、疑問は解決しましたでしょうか? 皆様のインプラントに関する不安を少しでも軽減できる情報を提供できればと考えています。
本ブログは「双方向」であることをモットーとしています。本ブログ読者からのインプラント、All-on-4、ザイゴマインプラントに関するフィードバックやご質問に、できる限り筆者が記事を書いたり、個別返答でお悩みにお答えすることができます。
※本ブログはインプラント・ザイゴマインプラント専門のブログとなりますのでご了承ください。
著者紹介
大多和 徳人
おおたわ歯科医院
オールオン4 ザイゴマクリニック
院長 歯学博士
専門分野
重度歯周病 / ザイゴマインプラント
学歴・職歴
- 九州大学歯学部歯学科卒業
- 九州大学大学院顔面口腔外科卒
- 九州大学病院デンタルマキシロフェイシャルセンター勤務
- 大分岡病院顎顔面外科マキシロフェイシャルユニット勤務
- ALLON4 ZYGOMA CLINIC開設
所属学会
- 日本口腔外科学会所属 認定医
- 顎顔面インプラント学会所属
- ICOI(国際インプラント学会)所属 認定医
- All-on-4 ザイゴマインプラント協会 理事
- Study Group of the Edentulous Solutions 理事
- ZAGA CENTERS所属 認定専門医
専門
- オールオンフォーザイゴマインプラント
- 九州大学総長賞受賞
(テーマ: 3Dプリンターによる三次元骨再生) - 博士号取得
(テーマ: カスタムメードチタンメッシュでの骨再生) - 国際特許取得
(主題: All-on-4 のための三次元スキャンボディの開発)
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